30歳 美活男子の東京徒然日記

30歳男子の東京生活日記です。ただの日記ではなく、色々な情報を発信していきたいと思います!

上京前のお話⑤〜ドイツ留学時代 いよいよ学生寮へ~

さて、先回なんとかベルリンに到着しましたが、その後も色々と面倒な事が起こりました。それではいよいよ具体的な留学生活をお話したいと思いますが、実はあまり覚えてないんですよね〜留学生活の事。ですので、思い出しながら何となく当時のことを話せられればと思います。最初のほうにも言ったんですが、僕って楽しかった記憶ってあまり思い出せないんです。特にドイツ留学時代は僕にとって一番って言うくらい輝かしい時でした。その輝きは余りに眩しすぎて、記憶の目で見ることはもう難しいのです…。でもなんとか思い出してみせますよ!笑

ベルリンに到着しまして次に向かう場所は、僕の寝床の大学の学生寮でした。先回お話しした時は、さぁ果たしてたどり着けるのか!?みたいなこと言ってたんですが、実は案内人がちゃんとおりまして、ベルリンの空港で落ち合うことになってました。 その案内人は僕の留学先の大学生の女の子でした。そしてその子は僕の通ってた大学に交換留学をする予定の女の子でもありました。そう、これが交換留学なのです。つまり、お互いに提携校の学生を送り出して面倒みてやる、って感じ。

さて、空港のロビーで待ち合わせる予定で、顔もお互い分かんなかったんですが、空港がマイナーで日本人も少なかった事もあって相手はすぐに気付いてくれました。彼女の名はユリア。日本大好きかつV系が大好き。とりあえずお互い自己紹介して空港にあるカフェでおしゃべりしました。日本の音楽の話になると彼女は目を輝かせながら僕に尋ねる、「あなた、V系好きでしょ!?雰囲気で分かるわ!DIR EN GREY私とっても好きなの。日本じゃけっこうコアだけど、海外じゃかなり有名なのよ。他にも色々好きなV系バンドがあるのよ!これでしょ?あれでしょ?…うんぬんかんぬん」いやぁ~本当によく知ってんなと感心しましたよ(笑)っていうかユリア、僕は別にV系が好きなわけではないんだが…(;^_^

そんな感じで話に花を咲かせてると、みずぼらしい恰好をしたおっちゃんが話を遮るように割り込んできました。おっちゃんの目的は安い新聞を高値で売りつける事。しかもけっこうしつこい。そんなおっちゃんをユリアは男顔負けに追い払う。「あんたしつこいわよ!いらないって言ってんだからサッサと目の前から消えなさいよ!」…ドイツ人の女性って強い(笑)さすがゲルマン人!ユリアが言うには、外国人、とりわけ日本人の観光客を見かけると執拗に物を売りつけてくる乞食が多いとのこと。日本人は押しに弱く優しい人が多いからだという。「隙を見せちゃダメよ!イエスorノーではっきり答えるの!」そんな風に彼女は言っていました。
この事は日本と外国の違いをよく表していると思います。我々日本人は物事を白黒はっきりさせるよりも「曖昧」を美徳と感じる事が多いですから。どちらが良いかなんて優劣はつけようがないと思います。僕は曖昧さも大好きですよ♪

話も落ち着いた頃、いよいよ空港を後にして僕の寝床である大学の寮に向かいました。彼女に連れられながら公共交通機関を使い、目的地を目指していました。その道中、ベルリンの街並みを見ながら様々な思いが自分の中にこみ上げてきました…。憧れの地ドイツ、その中で初めて訪れたベルリンの何と自然が豊かで落ち着きのあることか!パリやミラノなどの観光名所ほどの派手さはないが、東西に分かれていた頃の面影を残す場所がチラホラあり、歴史情緒もほどよく感じられる。アーティスティックな落書きがサブカルチャーな雰囲気を漂わせる芸術の街。ずいぶん遠くまで来たんだな…。

今ブログを書いていると忘れかけてた昔のことを次々と思いだしてきます。ブログってこんないいこともあるんですね!

さて、なんやかんや到着して、ユリアとは一旦お別れしました。ダンケ、ユリア!
大学の寮はたくさんの木々に囲まれた中に存在していました。外観は白く質素な建物が何棟か存在していました。学生寮に管理人室、洗濯場からファンキーな学生のバーや小さなライブステージまで付いてました。あぁ、これからどんな留学生活が始まるんだろう?!
とりあえず色々手続きしなきゃで面倒だな〜。まだふらっと街を見て回ったりする余裕も無かった若き日のせーいちでございました

つづく