何このワイン?~奥深き地場品種~
皆様、こんにちは!
最近ちょっと珍しいワインを買って飲んだんです。
それがこちら…
近所の酒屋さんに売ってたんですが、目に留まって買っちゃいました。
お値段は1700円ちょっとでそんな高くありません。それにしてもどこの国のワインなんだこいつは!?普通ラベルを見たらアルファベットが苦手でも何となく分かるものなんです。中国語は分かんないけど、漢字みたら何となく意味のニュアンスは伝わることがありますよね?あれです。でも、このワインに関しては見ても全然分からなかった。アルファベットの並びとか単語を見ると間違いなくゲルマン・ラテン系言語の西欧ではなく、スラブ系言語の東欧諸国っぽいとは思いました。
外観に関しては、色の濃淡は濃いほうで、黄色を主体にしつつも緑がかっているイメージを受けました。2013年収穫のブドウを使っていて4年は経過しており、千円台の白ワインでこのヴィンテージ(ブドウの収穫年のこと)なら、味のピークは過ぎてるだろうと思いつつ飲んでみたら、果実味もしっかりしつつ、酸味が豊富なのに驚きました。香りでまず感じたのは白い花、そして蜂蜜のようなねっとりとした香り。あれ?この香り、ドイツのリースリングでよく感じてた香りな気がする…。
結局ラベル見ても分かんなかったのでネットで検索!そうすると、色々な事が判明しました。このワインって…
・生産国:クロアチア
・ブドウ品種:グラシェヴィーナ100%
ということで、クロアチアのワインだったんですね!クロアチアってどこだったっけ?と思い調べてみたら、イタリアの隣の国であるスロヴェニアの、さらに隣の国みたいです。ちょっとややこしいですね(笑)
ブドウ品種も「グランシェヴィーナ」という、全く聞いた事がないブドウ品種で、ラベルのど真ん中に大きく書いてあるのがそれです。このグランシェヴィーナ、実はオーストリア原産の「ウェルシュリースリング」のシノニム(別名)なんだそうです。
だから何となくリースリングに似ている部分があったのかな?っていうかウェルシュリースリングもマイナーだと思うんですが…。そんなマイナー品種にさらなる別名まで付けられたらもう覚えられないですよね(;^_^
う~ん、ワインって実に奥が深い!
せーいち