30歳 美活男子の東京徒然日記

30歳男子の東京生活日記です。ただの日記ではなく、色々な情報を発信していきたいと思います!

上京前のお話⑨〜ドイツ留学時代 ドイツのクリスマスと年越し~

大学生活前半も終わりに近づく頃、ベルリンの長い冬は更に寒さが厳しくなり、春が待ち遠しくなります。そんな暖かさへの憧れからか、12月の初めともなるとドイツでは既にクリスマスマーケットが開かれます。寒い時期を暖かなイルミネーションの光が照らしてくれるおかげで、何故かそれほど寒さを感じなかったです。ドイツのクリスマスマーケットは本当に感動ものです!ぜひ一度この時期のドイツを訪れてみてください!

さて、12月といえばクリスマスですが、この時期ベルリンの街は本当に静寂に包まれます。日本でのクリスマスはけっこう賑やかですが、ドイツのクリスマスは本当に静か。なぜなら、ドイツではクリスマスを家族と過ごすから。日本は家族というよりは恋人とかと過ごすことが多いと思います。外はイルミネーションで華やかに彩られてちょっとしたお祭りです。でもドイツは違う。どちらかというと、日本のお正月みたいな雰囲気。正月の三が日ってすごい静かな雰囲気ありますよね?あんな感じです。多分他のヨーロッパの留学生も同じなのか、クリスマスにはだいたい家族と過ごす為に一時帰国してました。なので、寮もすごい静かでしたね。

さて、僕はクリスマスをどう過ごしたかというと、残った寮の子達とホームパーティに行ったりしてました。そうそう、寮の子達といえば僕の他にもう一人日本から来た男の子が居たんです。彼の名は「たかし」くん。早稲田大学から僕より一ヶ月遅く留学に来た男の子。彼の存在は非常に心強かったです。ベルリンはまだまだ日本からの留学先としてはマイナーで、日本人が少ない。それは語学を勉強する上では良いことですが、少なからずは自分と同じ国出身の人と関わりあいを持ちたかった。同じ悩みを共有出来るから。


そんな彼との繋がりもあって、ベルリンに住む他の日本人の方とも知り合えました。彼らとはとても楽しい時を過ごしましたが、中でも思い出深いのが「二回年越しをしたこと」ですね。二回の年越し?…そうです。つまり、ドイツの時間と日本の現地時間の両方で年越しをやったのです!日本の年が変わる瞬間を計算して、年を越す前に僕たちはジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)に上りました。そして年越しの瞬間になったら塔の上から大声で叫んだのです。

明けましておめでと~!!

なんとも奇妙な年越しでした。空がまだ明るく、青々と透き通っていましたから。ベルリンは特に冬なんかは雪とか曇りがちなことが多いんですが、その日はほぼ快晴でした。あの時の瞬間は本当に夢のようでした。…いいえ、たぶん当時はそんなこと思ってなくて、寒いな~くらいしか考えてなかったでしょう。振り返れば振り返るほど、遠い日の思い出がいかに貴重なものだったかを実感するものです。

さて、日本バージョンで年を越したら次はドイツバージョンです。同じ日本人のメンバーで年を越すためにベルリンの中心部に向かいました。そこでドイツの年越しに驚愕!めちゃくちゃうるさいんです(笑)もうね、やばいですよ!ロケット花火とか爆竹とかが町全体に響き渡り、さながら戦場のようでした。あまりにやかましいし、色々と飛び交うはで身の危険を感じるほどでした。後に調べたところ、ヨーロッパはクリスマスは静かだが新年は賑やかに迎えるようです。中でもベルリンの年越しはかなりうるさくて有名らしいです。あぁ、道理でね!

そんな感じで年末・年始を過ごし、年明けは大学のテスト勉強をしていました。そしてテストが終わったらいよいよ大学生の特権である長期休暇。この休暇を使い、僕はヨーロッパ放浪の旅に出る計画を立てていたのです。憧れたヨーロッパ…一体どんな事が僕を待っているのでしょう?

つづく