30歳 美活男子の東京徒然日記

30歳男子の東京生活日記です。ただの日記ではなく、色々な情報を発信していきたいと思います!

上京前のお話⑬〜ドイツ留学時代 大学後期 せまる帰国の時~

旅を終えてベルリンに戻った時、まるで自分の生まれ故郷に戻ったかのような安堵感がありました。ヨーロッパの街は色々訪れましたが、住んでいた愛着もあってか、僕はベルリンが一番好きですね。観光地として魅力的かと問われると、う〜ん、悪くないよ程度かもしれませんが、生活するなら断然ベルリンですね。

さて、戻ってきてもあまりゆっくりする暇はありません。大学の休暇ギリギリまでスペインにいたのですぐに後期の授業が始まってしまうからです。それに後期は単位を取るのに加えて、「ドイツ語能力証明試験Test DaF(テストダフ)の勉強」と「卒論を書く」という課題がありました。
テストダフとは外国人の為のドイツ語能力試験…ってまんまなんですけど^^; 要はドイツ語版のTOEFLみたいなもので、外国人がドイツの大学に入学する為の語学力証明試験です。英語のTOEFLみたいにスピーキング、リスニング、ライティング、リーディングと4つの試験項目に分かれており、各項目で一定以上の成績を収める必要がありました。当時はドイツの大学に進学する気満々だったので、この試験は大変重要なものでした。それはもうめちゃめちゃ勉強しましたよ。

そして平行して卒論を執筆。卒論は帰国してから書いても全然よかったんですが、幸いな事に講義の課題が卒論並に多かったので、課題テーマをそのまま卒論にしました。卒論もドイツ語で書かなきゃいけなかったのでさらに都合がよかったです。テーマは15世紀の神聖ローマ皇帝が作った十何か条かあった法律についての研究。非常にめんどくさかった記憶しかないですね…。

さて、そんな感じで色々な事に取り組んでいた留学生活も気づけばあっという間。帰国予定日の2カ月前くらいから徐々に帰国後の事を考えるようになっていきました。約一年間という短い期間でしたが、その内容はあまりに濃いものでした。そしてこの留学の経験が、今後の僕の人生に、そして今の今も大きな影響を与えることになるのです。そう、留学の経験を通じてそれまでの僕の心にある変化が起きたのです。当時はほんの些細な考え方の変化だと思っていましたが、まさか現在に至るまで影響を及ぼす大きなものになるとは、思いもしませんでした…。